シミとうまく折り合いを付ける

シミは肝斑(かんぱん)とも呼ばれ素人目には区別するのが難しく結局同じに思われてしまいます。実際皮膚科で診察してもらうとそれぞれ違う原因で皮膚の組織が変化していることがあります。肌は角層によって守られています。ところが乾燥が進んで水分不足になると角層がめくりあがり、内部の細胞同士が痩せてスカスカになります。

そうすると外部からの刺激を受けやすくなります。この刺激とは、紫外線によるダメージや加齢からくるものなど実に多くの原因を含んでいます。顔はもちろんのこと、手の甲や腕、背中に至るまでとにかくあちらこちらにシミは出来ます。これ以上肌のダメージを増やさないために、まずは肌の保湿を充分に心掛けてほしいものです。

次に紫外線による外部からのアタックを予防して、原因を作らないことです。美白用化粧品の活用もおススメですしビタミン剤などのサプリメントも夏場は頼もしい助っ人となります。もし出来てしまったら美容皮膚科もありです。何が何でも整形手術をしなければならないと思っている人がいるかも知れませんが、それ以外にも治療方法があります。

レーザー治療は費用がかかるという人には、注射や塗り薬の他にも飲み薬などもあります。いずれもシミの種類に合わせてハイドロキノンやトレチノイン、トラネキサム酸など処方されることがあります。何よりも自己判断で症状を悪化させる前に一度診断を受けておくとよいでしょう。ちなみに顔より上の頭皮の部分にも大きなあざのようなシミが出来ることがあります。

皮膚がんではないかと勝手に思い込んでパニックを起こさないで下さい。一口にシミと言っても様々な症状があることを覚えておきましょう。